薪ストーブ始生代60 井桁に積むのも慣れてきた
神社の裏の森で貰ってきた倒木(ヤブニッケイや椎の木)、そして茶畑山から少しだけ持ってきたくぬぎ。
いつもチェーンソーばかり使うのも疲れるので、たまには気分転換に斧に持ちかえてパカパカとそれらを割っている。
下に横木を並べて、その上に適当に井桁に積んでいく。
完全に気分次第だ。
井桁に積むのは少し頭を使うが、結構楽しい。そして昔と比べると、少し慣れてきた気がする。
生まれてはじめて薪を井桁に積んだのは、家に生えていた樹齢30年の栗の木を割ったときだ。
そのときはこんな感じの積み方になっていた。
震度2くらいの地震でも来れば、今にも崩れ落ちそうだ。
というか、言われなければ井桁に積んでいるかどうかも分からないかもしれない(笑)。
適当に積み上げているだけのような・・。
あのころ、栗だけでなく、大量の針葉樹の玉にむかって、あたふたしながら、フィスカースの斧を危なっかしく振り下ろしていた。
それが2016年の冬の事だ。
あれから一年。
色んな事があった。
生活も人生も激変した。
結婚をし、親の死も経験し、10年暮らした部屋から引っ越し、おまけに働き方まで大きく変わった。
しかし、薪ストーブへの想いは変わらない。
あのときと同じ気持ちで、薪を割ったり運んだりしている。
ただ、少し慣れてきたので、端整な積み方ができるようになったり、狙ったところに斧を振り下ろせるようになった。
それだけの話だ。
経験も技術も、足りないことだらけだ。もちろん、薪だってまだまだ足りない(笑)。
それでも薪ストーブには、随分助けられた。そんな気がする。
ありがとう、薪ストーブ。
これからも、末長くよろしく。