薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ始生代70 更に新しい現場。杉と桧の雑木林へ

色んな経緯で原木(というか、倒木)の情報がやってくる。

今回は東京に住んでいる兄が、友人の所有する雑木林の木が倒れているからよかったら切って持っていってもいい、という旨の連絡をして来た。

そんなこと言われても場所が遠かったら厳しいなぁと思っていたら、なんと家から車で1分ほどの場所だった(笑)。東京からの連絡で、場所が車で1分。世間は狭い。

 

ここのところブログでずっと書いてきたように、ちょうど茶畑山での作業に区切りがついたので、とりあえず現場を見せてもらいに行った。

すると、杉と桧が混ざった雑木林に完全な倒木が4本、斜めに傾いてひっかかって止まったものが3本ほど。

どれも直径30~40㎝はありそうな大物だ。

早速簡単に切れそうなものから玉切りしていく。

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木が根本の土ごとひっくり返されている。
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それが2本。

土ごと横倒しになっているので、何かを間に挟まなくてもはじめから浮いた状態だ。ある意味とても玉切りしやすい。

 

どんどん切っていくと、一番根っこの部分だけ残った。
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これは画像を90°傾けているのではなく、木が完全に90°傾いているだけだ。

まるでトリックアートの世界だ。

 

持ち帰った杉と桧を、くぬぎの玉の上に乗せる。
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くぬぎよりもずいぶんと大きい。

しかし、実際に年輪を数えてみると、くぬぎは樹齢が30年から大きい物だと50年だったのにたいして、杉と桧はせいぜい15年から18年ぐらいだった。

針葉樹、圧倒的な成長スピードだ。

針葉樹と広葉樹の違いが浮き彫りになる。

それだけ成長速度に差があれば、広葉樹が火持ちがいいのも納得できるというものだ。

 

杉と桧の雑木林にはまだまだ倒木が残っている。

年明け後は当面、新しい現場に通うことになるかな。

雪が降らないことを祈るだけだ。