薪ストーブ前史⑮キノコ薪と薪棚の成長
桜の原木をもらったところでも書いたが、実家の新築をお願いしている工務店の社長が薪ストーブユーザーで、日頃から原木集めや薪割りをしているそうだ。
実際、工務店の木の加工場にはきれいな薪がズラッと並んでいる。
よくみるとその中に、屋根で覆われていない薪があった。もう朽ちる寸前で、キノコがびっしり生えてたり、カビていたり黒ずんでいたり…。
無惨な姿の薪たち。
「これ、持っていってもいいよ」
と社長。薪棚が満杯で積むところがなく、泣く泣く打ち捨ててあったものらしい。
ちょっと勇気がいるが、とりあえず、いただけるものはいただこう!選り好みはいかん。
そもそも、薪として割られたものが、キノコやカビなどで朽ち果てていくのを見るのはなんとも忍びない。
で持ち帰ったキノコカビ薪。
さらにアップでもう一枚。
うーん、一面キノコでおおわれてる。
これ、薪としての役割を果たすのかどうなのか?焚いてみるしかない。とにかく、まずは可能な限り乾燥させて状態を戻すことが先決だ。何年か雨ざらしが続いた薪は、キノコびっしりのものだけでなく、黒ずみまくったもの、カビで紫に染まったもの、水分でずっしり重いものなど、とにかく曲者ぞろいなのだ。
そんな、黒っぽいフィーリングの薪たちを薪置き場に並べてみた。
うーん、全般的に黒い!
特に右側に黒いやつらを固めてみた。
他の薪たちと比べてみよう。
左が桜の薪。真ん中が小錦クラスの栗の薪。そして右の薪が今回の黒い薪。
すこしずつ薪棚が成長してきた。