薪ストーブ前史38 クッキングトップでお湯を沸かす
5月にしては暑すぎる、とある週末。
外の気温は7月上旬並み。地域によっては30℃を超えていた所もあったみたい。
引っ越し作業の合間、ちょっとコーヒーが飲みたくなった。
お湯を沸かす方法は以下の3つ。
①野外ストーブで沸かす。
②というかそもそもガスコンロが使える。
③にもかかわらず薪ストーブを焚く。
普通の人は②だ。せいぜい①。
③を選ぶなんて、尋常ではないくらい効率が悪く、無駄な作業だ。
部屋を温めるついでにお湯も沸かす、というなら話も分かるが、7月並みの陽気の昼間に、ただお湯を沸かすためだけに薪ストーブを焚くなんて、ちょっと度を越していると自分でも分かる。
しかし、焚いてみた。
ネスターマーティンのB-topのクッキングトップの実力を試してみたかったのだ。
というわけで焚き付けスタート。
外が暑すぎて、全く温度差が生まれず、むしろ部屋の中より外の方が暑いので、煙突に対流が起きない。
全然上昇気流が起きないので、さっぱり燃えていかない。
焚き付け材を大量に使って、意地で焚き付けに成功。
ストーブが温まり始めると、割りと早くやかんがシュッシュシュッシュ沸きだした。
コーヒーが淹れて、やかんを保温用の天板に移す。
しばらくしておかわりが飲みたくなったので、またやかんをクッキングトップに戻すと、その瞬間にまた、シュッシュシュッシュと沸き始めた。
おお、これはすごい。噂以上に使い勝手がいいぞ、ネスターマーティンB-top。
とはいえ、こんな暑い日に薪ストーブを焚くなんて、こんなアホなことをするのは、ビギナーズハイになっている今年だけだろう。