薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

Tシャツを断捨離する

引っ越しを期に、要らない服などを整理した。

いくつかの服やズボンを捨てた。

 

そのなかでも、特に思い入れの強い、しかし2度と着ないだろうというTシャツがこれ。
f:id:akagestoves:20170520223108j:image

 

韓国、釜山の古着屋で見つけて、あまりのインパクトに5000ウォンで即買いした。

買ったのはいいのだが、ご覧の通りの通りの派手なデザインのためなかなか着る機会を見つけられずにいた。

特に強烈なのが細部の意匠だ。
f:id:akagestoves:20170524103302j:image
世界各国の民族衣装やファッションに身を包んだ猫たちが、英語やドイツ語、フランス語にロシア語、とそれぞれの国の言葉で「こんにちは」と挨拶しているのだが、それだけでも充分なインパクトだ。

それなのに、まだおまけがある。

 この世界各国の猫たちの中には名誉なことに日本代表の猫も入っている。

一体どんな猫かというと、こんな感じだ。
f:id:akagestoves:20170524105802j:image
なんと「なめ猫」。

しかも挨拶の言葉が「ごんばんは」。

こんにちは、ではなくこんばんは、でもなく

「ごんばんは」

だ。

 

やれやれ。

 

このTシャツ、なかなか日本国内では着る機会がなかったので、海外を放浪している時に着ていた。

 タイのパンガン島という島のビーチに滞在していたときの事。

安くてボロいバンガローの手すりに洗濯したこのTシャツをかけて乾かしていたら、通りすがりの欧米人バックパッカーが、このTシャツを見つけてカメラでパシャパシャと撮りはじめた。

少し遠い場所からその光景を見ていた僕は、ようやくこのTシャツが、ワールドワイドに珍奇であり、そして珍妙であることを思い知ったのだった。