薪ストーブ前史44 けやきは割りにくい?6
けやきの木をもらって運んで割るまでの顛末を描いた「けやきは割りにくい?」というシリーズを以前書いていた。
薪ストーブ前史⑯けやきは割りにくい?1 - 薪ストーブクロニクル
この記事から5回連続で載せた連載記事だ。
その追記、というか、後日談を少し載せておく。
公団住宅でもらったけやきを薪場まで運んですぐに玉切りして、太めのものは割ってみた。
けやきは割りにくいという話を聞いていたので、なるべく早く割った方がよかろう、という焦りもあって、伐採後一週間以内で、ほぼ2/3を切り終えた。
細いものが多かったので、玉切りだけで終えたものもあったが、一通り斧を入れてみたものの、伐採してすぐだったためか、意外にも素直に割れてくれたのだった。
問題は、その時間がとれず、残りの1/3が放置されたままになっていたことだ。
そのままほぼ三ヶ月間放置していた。
引っ越しのどさくさで、けやきも車に積み込んで全て薪場に運び終え、先日ようやくチェーンソーでの玉切りを終わらせた。
あまり太いものは残っていないが、とりあえず斧を手にけやきと対峙してみる。
いや、さすがにこれは細いな‥。
楽勝だろう、と思って斧を降り下ろした。
案の定、楽勝だった。
時間の経過で割りにくくなっている印象はない。
もう少し太くて、節のあるものを選んでもう一回割ってみる。
よいしょ。
やっぱり楽勝。三等分にしておいた。
細いものばかりだったので、結局割らずに腕薪にしたものも多かったが、とりあえずけやきはすべてしかるべきサイズの薪にすることができた。
結論としては、けやきは細いものは別に割りにくくないが、繊維がまっすぐではない印象を受けたので、太いものだと割りにくい、と言われているのもうなずける気がした。
またいつか、太いけやきが手に入ったら、あらためてけやきについて書いてみたいと思う。
完全な生木、しかも割っていないものが多いので、実際にストーブで焚くのは来年以降を予定している。