薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

夏野菜の花を愛でる

夏野菜は果菜といって、実がなる野菜が多い。実がなる野菜は基本的に花を咲かせて、受粉して実をつける、という育ち方をするので、今の時期はその花を目一杯楽しむことができる。 

いくつか見ていこう。

 

①オクラ

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オクラは夏野菜の花の中でも抜群に見応えのある花が咲く。大輪でかつ色合いも上品で美しい。なんといっても、花オクラといって花を食べる品種まであるくらいだから、花を見ているだけでも楽しい。

そして花が咲くと、おまちかねのオクラがどんどん実ってくる。オクラ納豆にして食べまくりたい。そんな気分だ。オクラのネバネバにはムチンという成分がたくさん含まれていて、免疫力を高めたり血管を強くしたり、とにかく身体にすごくいいのだ。

 

②ナス

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さて続いてナスの花だ。この写真のように、黄色い花の先端が、花弁よりも前に出ている状態だと、肥料が足りている。もし花弁が開き切らずに、黄色い先端が花弁に包まれているようだと、肥料が切れているので追肥をする必要がある。

ナスは肥料と水が切れるのをストレスと感じる野菜なのだ。

花の色はナスの実の色と同系色なので、パッと見て「ああ、ナスの花だなぁ」と直感的に分かりやすい造形になっているように思う。

花は次々と咲いているが、果たして実はたくさんつくだろうか?天敵のテントウムシダマシをナスの葉にたくさん見かけたから、心配だ。

青なすや長ナスも植えているので、どんな花が咲くか、楽しみだ。

 

ゴーヤ(にがうり)
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 花の上にゴーヤの赤ちゃんが顔を出している。ウリ系の花はどれも似たような外観だが、ゴーヤは南国生まれの割りには控えめな花という印象がある。

これから最盛期を迎えるとこの薄黄色の花がどんどん咲いていく。それはすなわち、食卓にゴーヤチャンプルが上がる回数が増えることを意味している。

 

④きゅうり
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ゴーヤと比べると同じウリ系の花でもやや野暮ったいのがキュウリの花だ。とはいえ、花弁に直線の模様が入っていてよく見ると凝った作りになっていることに気付いたりもする。油断していると、どんどん実がついてはあっという間に大きくなるので、毎日のパトロールが欠かせない。おもに短いピクルス向けの品種なので、糠床にどんどん放り込んで食べていきたい。

 

⑤トマト
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 トマトの花は小さくて、しかもすぐに落ちてしまうので、取扱注意だ。

去年アパートのベランダでトマト栽培をしていたときは、蜂がいなかったので人工的に受粉させて実らせていたが、今年は畑に丸々と太ったくまん蜂がいるので、せっせと受粉してくれている。
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おかげでこんなにもたわわに実がついている。赤くなるのが待ち遠しい。

 

おまけ:マリーゴールド
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このマリーゴールドはナスの隣に植わっている。ナスに結構追肥をしているので、そのお相伴に預かってこのマリーゴールドも健康そのもの。大輪の花を咲かせている。まだまだどんどん咲きそうだ。