薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

大根を襲うアブラムシの大群

大根はアブラナ科の野菜だ。

アブラナ科ということは、油を絞ることのできる種が取れる。その油分を狙ってアブラムシがやってくる。
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 これは、種を取るためにベランダで育てていた在来種の大根。


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白く可憐な花を咲かせているので、このあと種のさやが育ってきて種取りができるようになる。

しかし、そのタイミングでアブラムシが大根に襲いかかったのだった。

 

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茎にびっしり付いたアブラムシ。
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もっと早い段階でてんとう虫の幼虫なんかが食べてくれていれば、被害は広がらなかったのだが。


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あまりの大群に、大根は瀕死だ。

悲しいけど、今回はもうだめかもしれない。

 

もう少しだけ見守ってみよう。

祝100回!

なんということもない。

ただ、ブログを開設して、毎日更新してきて、今日で100回目というだけの話だ。

 

食とエネルギーの自給を目指す、というテーマはあるものの、実際は薪ストーブのお勉強をしたり、薪を割ったり、野菜の苗作りをしたり、と、自給的暮らしには程遠い。

まだまだヨチヨチ歩きの幼児、もしくはハイハイを始めた赤ん坊状態。

しかし、とにかく、動き出したからには、ここから、コツコツ日々の暮らしを磨いていって、目指す方向へ進んでいく。

 

ささやかな100回記念として、スマートフォン用のホーム画面の画像を2日前から変更してみたのだが、気づいた方はいただろうか?

 

いるわけないですよね(笑)。

 

以前がこの画像。
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そして今がこの画像。
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少し、薪場の薪が増えてるね(笑)。

 

今後もどうぞよろしくお願いします。

朝は甘酒ミルクティー

最近、朝食に甘酒ミルクティーを飲むことが多い。


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甘酒をカップに大さじ1杯入れて、そこに熱々のミルクティーを注ぐ。
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ほんのり甘くて、甘酒のツブツブがちょっとタピオカのようでもあり、なかなか美味しい。まあ、本場台湾のタピオカミルクティーなんかとは比べるべくもないけど。

 

穏やかに目が覚める、素敵な朝の一杯だ。

薪ストーブ前史37 ネスターマーティンの慣らし焚き

春真っ盛り。

日中の気温は軽く20℃を超えている。

はっきり言って暖房が必要な季節は終わってしまっている。

しかし、設置されたばかりの薪ストーブを前にして、秋まで待つというのはさすがに据え膳食わぬはなんとやら。

とりあえず慣らし焚きをしてみることにした。


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新聞紙を下に置いて、建築端材を細かくした焚き付けを積み重ねていって、着火!


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おおー、燃えた燃えた。

空気の調節など、少し慣れが必要だと思う。扉も少し開けておいて、空気をどんどん送り込まないと、焚き付けはしにくい。しかし、程なく、ほんのり表面が温まり始めた。

 

とりあえず新品の鋳物の薪ストーブなので、薪をあまり追加せずに、そのまま自然に鎮火させた。

なにしろ、全然寒くないのだ。これ以上部屋を温める必然性はない。

 

そんなわけで薪ストーブの本領を発揮する前に終了。

トーブはしっかり燃えたと思うけれど、心の中は不完全燃焼。

 

慣らし焚きでは、満足できない!

はやく寒くならないかなー。

薪ストーブ前史36 ネスターマーティンS33登場

ついに薪ストーブが導入された。

機種はベルギーの薪ストーブメーカー、ネスターマーティンのS33だ。

自分で作った薪ストーブランキングでは2位だった機種だ。

おすすめ薪ストーブメーカーランキングベスト30その③~いよいよトップ10の発表!~ - 薪ストーブクロニクル

このランキングはどの薪ストーブが優れているか、というランキングではなくて、自分の欲しい順に並べたとも言えるので、それなら1位の薪ストーブ(1位はバーモントキャスティングのアンコール)を導入すればいいじゃないか、と突っ込まれそうだが、色々考えてこの機種になった。

素朴な無垢の木の家にピッタリの、シンプルな外観が気に入っている。

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サイズは小さい方のS33だ。

人気があるのはS43の方だが、家自体が平屋で26坪ほどの小さな家なので、ストーブも小さい方で十分なはずだ。

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 実際の暖房性能や使ってみた感想については、ポカポカの春真っ盛りに導入されたこともあり、今はお伝えできないが、シーズンが訪れたらまた書いてみたい。

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B-topというタイプをチョイスした。Bトップとは、煙突の背面出し(バックトップ)のことだ。

天板が有効に使える上に、もともと煙突が出ていた位置にクッキングプレートをつけているので、この丸い場所では高温調理が可能だ。しかも、このクッキングトップの熱が暖房性能を少し高めてくれるらしい。

ありがたいことだ。

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いいこと尽くしのB-topだが、欠点もあって、煙突がストレートではなくなってしまう。

まっすぐ立ち上げた煙突だが、炉内から後ろに煙や排熱が出ていくので、一度煙突が曲がっていることになるのだ。

つまりその分少しだけ抵抗ができてしまうというわけだ。

まあ、微々たる欠点だが。
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 炉台から煙突の先まで含めた様子はこんな感じだ。右側の炉壁は扉の関係で少し面積が狭くなってしまった。熱養生のために、ここにだけ遮熱板を置く予定だ。

 

まあとにかくこれでついに薪ストーブライフが幕を開けることになる。

実際にバリバリ使っていくのは、半年先の秋以降になるので、まだ嬉しさ半分、実感のなさ半分、といったところだが‥。

薪ストーブの苦情について考える

インターネットで薪ストーブの苦情について検索すると、導入をためらうような話がたくさん出てくる。

やはり、せっかく喜び勇んで薪ストーブを設置したのに、ご近所さんの匿名の手紙がポストに入っていたり、迷惑だからやめてほしいと暗に示されたりすると、さすがに気持ちよく焚くことはできない。

もちろん、人間関係を全て無視して、焚き続けても、法律的は問題がないはずだが、そこまでメンタルの強い人もそんなにはいないだろう。

 

さて、どうしたものか‥‥。

 

実は、ごく普通の住宅地(住宅密集地)の平屋で薪ストーブの導入を検討したことがあった。結局その話は無しになったのだが、住宅地だけに薪ストーブへの苦情を言われる可能性が高かったので、どうすれば住宅密集地で心穏やかに薪ストーブが焚けるか真剣に考えていた。

 

というか、どのように薪ストーブを設置しても、住宅地なら心穏やかではないのだが、そのような場所で薪ストーブを設置するなら、このような方法があるのでは、というポイントをいくつかご紹介する。

 

①夜だけしか焚かない

そもそも薪ストーブの苦情=煙突からの煙だと言っても過言ではない。煙突から煙が出ていなければ、文句を言えない。もちろん木の燃える臭いだって時には苦情の原因になるだろうが、それも煙突からの煙と合わせ技一本、という感じだろう。

視覚的な煙突からの煙には、非常にネガティブなイメージを持たれているのだ。

ならば、煙が見えない夜にだけ焚いてみてはどうか。

夜なら、洗濯物に臭いがつくこともなく、煙も真っ暗で見えないから、あまり気にしない人が多いはずだ。

夜しか焚けないのは寂しい気もするが、焚けなくなるよりはましだろう。

 

②煙突を角トップにする

意外と盲点だが、煙突を角トップにすると、てきめんに煙が目立たなくなる。円柱の黒い煙突がニュッと屋根や壁から出ていると、それだけで異様な雰囲気、普通ではない雰囲気を醸し出すが、角トップはオシャレな洋風の家という感じで、薪ストーブを連想しにくい。しかも、四角い囲いをかぶせるので、煙が出ているとは気づきにくいので、ご近所さんがあまり気にしない、というのだ。

また、角トップは雨じまいという点でも、優秀なのだそうだ。

ひとつ問題があるとすれば、価格が10万円くらい高くなるということか。また、和風の瓦屋根など、住宅によっては角トップのいかつい外観がそぐわない場合もありそうだ。 

 

③素早く立ち上がる薪ストーブにする

そもそも、最近の高性能な薪ストーブは、巡航運転になればほとんど煙が出ないものがほとんどだ。だから、煙がモクモク出るのは基本的に焚き付けの時だけと、考えて差し支えないだろう。

ならば、立ち上がりのスピードが最も早い薪ストーブを選べば、あっという間に巡航運転に、達してほとんど煙が出なだろう。

最も立ち上がりの早い薪ストーブがどの機種か、というのは諸説あるが、色々調べてみてもし自分ならこれがよさそうだ、というのは見つかった。

実際、もし住宅地で導入するならこの機種にしていただろう。それがヒタインスパイアのH45という機種だ。
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少し前に薪ストーブのベスト30ランキングという無茶な記事を書いたときは、このストーブは堂々の3位にランクインしたのだか、圧倒的に立ち上がりが早そうだというのもその理由のひとつだ。

ちなみにその時の記事がこちら。

おすすめ薪ストーブメーカーランキングベスト30その③~いよいよトップ10の発表!~ - 薪ストーブクロニクル

 

炉内の気密性が極めて高い、その構造上の理由で立ち上がりが早いみたいだ。

もちろん焚き比べて実際に比較してみたわけではなく、あくまで調べてみただけだが、デザインも含めて大変気に入ったので、住宅地ならこの機種にしていただろう。

別にヒタインスパイアでなければならない理由など何もないので、立ち上がりが早い薪ストーブならどんなものでもよいのだろう。

 

④焚き付け材を工夫する

「俺は石油由来の着火材なんて使わないぜ。自然のものや身の回りにあるものだけで焚き付ける主義だぜ。新聞紙にマッチで火をつけて、そこから細い枝や乾いた松葉、柑橘の皮なども使いつつ、次第に大きな枝、小割り、と火を育てていき、やがてそれが巨大な焔となって‥」

このブログもエネルギーの自給を目指しているので、当然石油エネルギーの消費を少なくするため着火材を使わずに焚き付けようと考えている(もちろん使うかどうかは人それぞれだ)。

しかし、住宅地で薪ストーブを使いたいということになると事情が変わってくる。

まず新聞紙は大変燃えやすいが、煙もたくさん発生させるので住宅地では使わない方がよさそうだ。また、③でも見た通り、焚き付けている間に煙突から煙が一番モクモクと出るので、なるべくパパッと焚き付けて一刻も早く巡航運転に入りたい。

そうなると優秀な着火材を使って一気に火をつける方が苦情が来る可能性を減らすことができる。例えばファイヤーサイドのドラゴン着火材とかは、キューブ状になっていて15分間燃え続けるので早く確実に焚き付ける事ができる。ややお高いが、苦情を減らせることを考えれば、迷う理由はないはずだ。

 焚き付け材もけちらずにたっぷり使って、最速で巡航運転に入れるように工夫するのがいいだろう。

 

⑤ご近所さんとのコミュニケーション

①~④で煙や臭いを減らす工夫をした上で、最後はやはりご近所さんに直接話をして、コミュニケーションを取るということになる。

なんせ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざにもある通り、気に入らない人のやっている事は、ささいな事でも気に入らないものだ。まして、煙突から煙が出ているのを見たり、また最も極端に言えば、屋根から煙突が出ているのを見ただけで不快な気分になる隣人もいるかもしれない。

薪ストーブに対する誤解を解くと同時に、「まああの人のしてることならいいか」と思ってもらえるくらい、ご近所さんと仲良くなれるようにコミュニケーション力を磨く事が最後には必要だ。

話をしたりするのが面倒だと思ってしまうことが一番の大敵だろう。

 

そんなことに注意しながら、なんとか住宅密集地で薪ストーブを設置してやろうと画策していたので、参考にしていただければ、とても嬉しい。

夏野菜の苗の成長を見守る

夏野菜の苗は、ここ最近の気温上昇とともに、ぐんぐん成長している。

特にトマトとキュウリの成長は目を見張るばかりだ。

 

これが1ヶ月ちかく前の、ポット上げしてすぐの状態。

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そこから2週間もたたないうちにこうなった。
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一番右のキュウリの苗の成長が特に著しい。そしてさらに1週間でこうなる。
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緑の密度が濃くなってきた。

そして現在の様子がこんな感じ。
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キュウリは本葉がめきめき成長してきて、トマトは混み合ってきて、苗同士の境界線が分からなくなってきた。

 

そしてパプリカやピーマン、長ナスのような成長の遅い苗も、一通り芽を出した。

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トマトも大きさにばらつきはあるが、ぐんぐん伸びてきた。
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さて、そろそろトマトやキュウリは畑に定植する時期が来ているな。