畑の様子(6月末から7月初旬)
梅雨真っ只中。
夏野菜が収穫の時をむかえるには、まだあと幾ばくかの時間が必要だ。
そんな収穫間近になりつつある野菜たちの様子を紹介する。
まずは夏の葉物野菜三種類、ツルムラサキとモロヘイヤと空芯菜だ。
いまや、ここまで育ってきた。ツルムラサキ(真ん中)などは味噌汁の実として少し収穫を始めている。
といっても葉っぱを数枚とるだけだが。
この夏の葉物野菜たちも、植えたばかりの時はこんなに小さかった↓。
こうしてみると成長している。ほんの1ヶ月前の写真なのに。
さて、次はトウモロコシだ。
背丈もグンと伸びて、コーンの赤ちゃんのようなものもできはじめている。しかし、さすがに無農薬栽培、早速蛾の幼虫のような芋虫が葉っぱを食べて糞をしまくってした。
見つけ次第捕っていくしかない。毎日トウモロコシパトロールを欠かさないようにしている。
次はオクラだ。
オクラ。英語でもOKRA(オクラ)。
最後は自立式に上にと伸びていくオクラだが、まだ地表近くで英気を養っているようだ。はじめよりずいぶん葉を広げて育ってきた。芽を出し始めた頃はこんなに小さかったのだから。
もうすぐオクラ納豆が食べられるぜ。
最後はキュウリだ。キュウリは色々紆余曲折した野菜のひとつだ。
最初の苗はボロボロになったが、虫除けネットを張って生き残ったものがここまで育った。
キュウリは時期をずらして蒔けばかなり長い間収穫できる。逆に一度に植えすぎると、収穫が重なって大変なことになる。
暖かくなってきたので第2弾は直接畑に種を蒔いて育てている。
あと1ヶ月もすればここで紹介した野菜たちはまさに実りの時を迎えているはずだ。
どしゃ降り豪雨・雨ざらしの金子美登さんの野菜の本・ルッコラの一斉栽培
梅雨なので当たり前だが、どしゃ降りだ。
畑に水をあげなくてもいいからありがたいなぁ、などと悠長なことを考えていて、気楽に雨の降る様を眺めていたのだが、雨があがって畑に出てみて、衝撃的な事になっていることに気がついた。
晴れているときに畑仕事をしていてそのまま天ざらしで置いておいた野菜栽培の本と蒔き終わって置いておいた野菜の種が雨でぐしょ濡れになっていたのだ。
濡れてごわごわになった本。ページが20ページずつぐらいくっついて開くので、読めたものではない。
有機農業の聖地とも言われる、埼玉県小川町の伝説の百姓、金子美登さんが監修している素晴らしい野菜栽培の本だ。
「有機・無農薬でできる野菜づくり大事典」
という本なので、よかったらチェックして見てほしい。
仕方がないので、というか他にも野菜栽培の本は何冊か持っているが、この本に関してはないと困るので、すぐにもう一冊注文した。
カラー写真で栽培のポイントがぎっしり解説してあって、素人には不必要な農業の難しい技術をあえて省いてあるので、入門者にはこれ以上ないほど分かりやすい。
さて、本は(泣く泣く)注文したのでそれでいいのだが、問題は雨に濡れた野菜の種だ。
濡れていた種は、ルッコラ、ラディッシュ、ニラの三種類。そのうちラディッシュはビニールのパックに入っていたので無傷だった。
ニラはしばらく乾燥させたらまたカラカラと乾いたので多分大丈夫のはず。きっと蒔いてもすぐに発芽しない種なのだろう。
問題はルッコラである。
ルッコラはあっという間に芽が出て、あっという間に収穫できる野菜だ。雨に濡れてすぐに種の回りにカエルの卵のような膜が張っていた。もう発芽する気満々の姿をしているのだ。
仕方がない。蒔くしかない。
300粒ほどあるけど・・・。
つうか、こんなに大量にルッコラが育ってもどないしろと言うのか。
土をおこして、ルッコラを蒔きまくる。
種同士が雨でくっついていたので、上のように塊のまま発芽してきた。
やれやれ。
薪ストーブ前史54 梅雨の豪雨に薪が濡れる
空梅雨かと思ったらいきなりどしゃ降りだ。畑も水没寸前だった。
割ったばかりの松が雨で濡れている。
薪棚の薪は上の方は濡れていない。
横殴りの雨がかかった場所から下だけが、雨で濃い色に変わっている。
松の玉から白蟻が大量に出てきて怯んだ。
このどしゃ降りで、洗い流されてしまっただろうか?
とにかく、久しぶりの雨だ。
待望の雨だ。
薪仕事はできないが、畑の土の深い場所までしっかり雨が浸透してくれたはずだ。
雨が薪場を濡らす。
いつもとは薪の表情も変わる。
ちなみに晴れているときはこんな感じ。
全体に白っぽい感じだ。
「薪は土用まで雨ざらし」という格言もあるが、とりあえず濡れるに任せよう。
よもぎ茶をつくる
畑の草刈りをしていて、よもぎの大群にぶつかった。よもぎは薬効成分も豊富で香りもいいので、餅にいれてよもぎ餅にするのが人気だが、我が家では空前の?野草茶ブームであることも手伝って乾燥させてお茶にすることにした。
とりあえず葉っぱをちぎるのが面倒なので、茎ごと洗濯ばさみに干して、後からもう少ししっかり乾燥させることにした。
どうせ梅雨で、雨ばっかりだから、しっかりカラカラにするのはもう少し先の事になるだろう。
このあと、最終的にフライパンなどで5~10分ほど煎れば完成のようだ。
効能はたくさんあるが、冷え症対策やアレルギー改善、美肌効果など、主に女性に嬉しい効果が期待できるようだ。
こういう効能は眉唾なことも多いので鵜呑みにはできないが、もし効果があるにしても、飲むとしても微量の事なので、毎日飲まないと、あまり意味はないかも知れない。
それよりも、野草茶独特のくせのある風味がたまらなく好きなのだ。
とはいえ、よもぎ茶は番茶などに少し入れただけで、よもぎの香りがかなりしっかりつくので、好き嫌いのはっきりする野草茶だ。
よもぎの香りが好きな人でも飲むときの量は少しでOKだと思う。
簡単なのでぜひ作ってみてほしい。
トマトが実をつけ始めた
種から育てている3種類のトマト。
種まきから今に至るまで、わりと細かくこのブログで書いてきている。
夏野菜の播種①(トマト、ナス、万願寺) - 薪ストーブクロニクル
種を蒔いたのが3月の末なのでおよそ三ヶ月。
ついに実をつけ始めた!
もちろんまだ緑色の実だ。
花が咲いて、実をつけて、ここから赤くなるまでまだまだ時間がかかる。
というか、実をつけてから赤くなるまでが、なかなかなのだ。
二種類育てているミニトマトが、先に実をつけはじめて、すこし遅れて大玉のトマトも実り始めた。まだまだ一段目。
これから五段六段と上へ上へ育っていって長く収穫が楽しめるといいが、なんといっても露地栽培で雨に弱い。
梅雨の雨が長引くようだと、尻ぐされ病などの病気になったりして、早々に夏野菜サバイバルから離脱を余儀なくされてしまう。
頑張ってほしい、という祈りを込めて、油粕の肥料をたっぷりあげた。
下、これは大玉のトマト。
収穫まではまだ相当かかりそうだ。
薪ストーブ前史53 乾燥した松はとてつもなく割りにくい
ご近所さんから松をいただいた。それも丸ごと立ち木1本分。
去年の秋に伐採して玉切りしたものをしばらく置いていたそうなのだが、最近になって「焚くならあげるよ」と声をかけていただいていた。
もちろん二つ返事でもらって、薪場に運び込んだまではよかったのだが・・・
これがもう笑えるくらい割れない。
針葉樹なので、もちろん硬いわけではないんだけど、斧を降り下ろしてもただ刺さるだけ。まったく割れてくれない。
フィスカースのX25でもダメ、圧倒的な破壊力を誇るIsoCoreハンマー斧をもってしてもダメ、挙げ句の果てには、年末に肩を壊して以来しばらく使用禁止にしてきたグレンスフォッシュの薪割り用楔を持ち出してきて、無理矢理半割りにする。
直径が50近い大物は、楔でも割れないので、チェーンソーで縦切り。
とにかく、労多くして益少ないハードな薪割りとなってしまった。
とにもかくにも割り続ける。
すべてを割ることはまだできていない。
とりあえず、楔とチェーンソーをメインに、割れて小さくなったものは斧でパカパカ。
まだ先は長い。
ありがたいことに、貰ってきたりして木は増え続けている。
松に手こずっている時間はあまりないのだ。
以下は、次に割られるのを待っている木たち。
薪ストーブ前史52 キノコ薪を燃やす
6月のやや肌寒い夜。
ついこの間「シーズン最後の試し焚きはこれで終了だ」とかなんとか言っていたのに、また薪ストーブを焚いている。
白猫のミケリアが何か発見したようだ。
これは何だニャー。
薪から何か生えてるニャー。
匂いを嗅ぐミケリア。
なんだか、食えそうだニャー。
不味そうなキノコだニャー。
これは長期間雨ざらしで放置されて表面にびっしりキノコが生えた薪だ。
キノコといっても生のキノコが生えているのではなく、びっしり生えたキノコがそのまま干し椎茸状態になっているものだ。
つまり、薪だけでなく、キノコまでカラカラに乾いている。
まあ、薪もしっかり乾燥しているのだが、とはいえ、いかんせんかなり古くてボケた薪なので、熱量は大したことなさそうだ。そもそも、キノコに養分を取られたからか、広葉樹なのに結構軽い気がする。
キノコの生えた薪でもちゃんと焚けるのか。
試してみた。
焚き付け材と小割りの薪で、温度を充分に上げた炉の中にキノコ薪を投入する。
さて、どうなるか。
火が回り出すと、キノコも赤々となりだした。
やがて薪全体に火が回る。
キノコも燃える。
しっかり燃える。
ここまで燃えてしまうと、多少ごつごつした普通の薪だ。暖かい。
キノコ薪、全く問題なしだ。
薪を見た目で判断してはいけない、ということか。