薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ前史・総集編 ⑨「薪場の変遷2016-2017」

 

 薪を割って積み上げている薪場。

 

そこに栗を積んだり、桜を積んだり、キノコの生えた黒い薪を積んだり、極太乾燥玉を極小サイズに割ったりしたものをどんどん積んでいった。ブログのトップ画面に写っているのがそこである。

 

薪が積み上がっている光景を眺めるのは、実に心癒される。いつまで見ていても飽きない。そんなこと、実際に体験してみるまで予想もつかなかった。ただの割った木のはずなのに、それが積み上がった光景を見ていて、名状しがたい安心感というか充実感というか、そんな感情に満たされている自分に気付いて、笑ってしまった。

そんな自己満足、ニヤニヤでムフムフな薪場の変遷をご覧にいれよう。

はっきり言って、薪割り一年生、まだまだ、薪の量は全然少ない。それでも、初期衝動のようなものは感じていただけるのではなかろうか。

 

まず最初の薪割りの頃はこんな感じだった。

2016年の11月だ

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 まだ薪は全然ない。適当に集めてきた雑木と庭に生えていた樹齢30年の栗の木の玉。そんなものが少し並べてあるだけだ。

 

それが、栗を割りはじめたり、針葉樹をもらったりしてこうなった。

2016年の12月

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 まだ栗の木も全部割り終わっていない。そして針葉樹は運び込んだままの状態だ。

 

1月はあまり記録が残っていないが、ガンガンに割り出した2月以降は、細かく定点観測をしていた。まず、栗の木を全て割り終えた。

そして、2立米ほどあった桜の木を割ってボリュームが出てくる。

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これが2月頭。ブログのトップ画面の画像です。左のほんのり赤みがかった薪が桜だ。前後ろ2列に並べたので、見えている量の倍近くある。

 

そしてそれが雪に埋もれ、
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キノコの黒い薪(右側の薪)を貰い、
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極太乾燥玉を割り始め、けやきを貰い、
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けやきを割ったり、
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さらにどんどん割りまくった結果、ここまで薪場が成長した。f:id:akagestoves:20170320213307j:image 

 

いやー感無量。

 

その後、栗薪とけやき薪は別のところに作った薪棚に移したため、2017年3月の段階で、こんな感じ。

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栗薪が置かれていたど真ん中のスペースがぽっかり空いているのが分かるだろうか。

とりあえずそこに一輪車が収まる。

これが4月ごろ
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そこに屋根ギリギリまでの薪棚を増設して、左側の桜の薪を全部移した。

これが5月。
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空いた左側に、裏で崩れかけていた喫茶店薪(※下のリンク参照)を全部移動させて、こんな感じになった。

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 ※ちなみに喫茶店薪はこんな感じだ。薪ストーブ前史26 喫茶店ロング玉を割り終える - 薪ストーブクロニクル

 

さらに松の木を少し整理して6月にこんな感じに。

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 うーん、薪の壁みたいになってきた。

 

さらに梅雨入りして、7月。

松を全て割り終えて、さらに極太の楢の玉を貰ってきたあたりで、薪場はこうなった。
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 左側にぐんぐん延びるトウモロコシが写っている。夏はすぐそこまで来ている。

そして薪は分かりにくいけど地味に増え続けている。 

 

同じく7月の薪場。夏の朝日を目一杯受けて、薪が美しく輝いている。

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極太の凶悪玉は割ってじょうろが乗せてある場所に改めて積んだ。現状で割れる木材はほぼ全て薪にしてしまった。

 

8月上旬。

日差しがいっそう強くなる。
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台風の通過にも負けず、健気に積まれている。

 

8月下旬。
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濃い草の勢いに薪が飲み込まれそうだ(笑)。違う場所に正式な薪棚を作ったので、もはやこれ以上この場所に薪が増えることは無さそうだ。

 

同じく8月下旬、上の写真の数日後。
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あまりにひどい草の勢いに意を決して、一気に草刈りをする。草で隠れていた下の方の薪まで全て 見ることができるようになった。

 

・・・

 

薪を割って、ひととおり積み終わって、ぼんやり薪場に目をやる。薪のある風景を、陽が暮れるまで飽きることなく眺める。

これは、人間が猿から進化して二足歩行を始めた時から連綿と行ってきたことなんだろか、などとつまらないことを考えながら・・・。

 

さていよいよ明日から9月。

薪ストーブの新シーズンがいよいよ始まる。

 

薪ストーブの導入が決まって、薪を集めはじめた去年11月頃。右も左も分からずに、薪割りの真似事をしていた。

薪ストーブが家にやって来た今年の五月。試し焚きをして感動していた。

 

そして、いよいよ始まる。

当ブログ、薪ストーブのクロニクル(年代記)は薪ストーブの『前史』を書き終え、いよいよ薪ストーブライフの初年度に突入する。

薪ストーブ業界では、新年度は9月から始まるのだ(ほんまかいな)。欧米の大学みたいでかっこいいですね。

 

 これからこの薪ストーブの周りでどんなことが起こるんだろう。

そして、僕たちの住むこの世界は、舵の壊れた泥船のように危ういこの世界は、一体どこへ向かっていくんだろうか?