薪ストーブ始生代28 薪ストーブクッキング~焼きリンゴを作る
台風による停電で電気が使えなかった夜。
寒さをしのいで灯りをとるために薪ストーブをつけていた。
停電は断続的で、ついたり消えたりしながら不安定な状態が続いていた。
暗闇のなかでは本も読めないので、薪ストーブクッキングをして遊ぶことにした。
作るのは焼きリンゴだ。
芯をくりぬいて、本来なら真ん中にシナモンやらはちみつやらを入れるんだろうが、そのままアルミホイルにつつんで燠のできた炉内にぶちこんだ。
しばらく放置して適当に取り出すとこんな状態だった。
ふむ、しっかり中まで火が通っているぞ。
停電で冷蔵庫がとまり、真っ先に溶けだしたのが、とっておきだったハーゲンダッツ。
どろどろになるのはシャクなので、ハーゲンダッツを焼きリンゴにつけて食べることにした。
こうやってナイフで切って、
つけて食べる。これは一時的に電気が復旧して、そこそこ明るいなかで撮影することができた。
停電と、猛威を振るう嵐と、暖かい薪ストーブの火。ろうそくが頼りなさげな灯りをともしている。
まるで電気の通わない山小屋のなかで過ごしているかのような錯覚におちいった。
そんななかで食べる「焼きリンゴwithハーゲンダッツ」は、吊り橋効果でとてもとても美味しかった。
紅玉りんごの酸味とアイスクリームの濃厚な甘味、相性が悪いわけがない。