薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブカンブリア紀② 薪割りもスタート

昨日辺りから、すっかり涼しくなった。

 

昼の太陽にも厳しさがなくなり、穏やかな日差しだと感じるようになった。

 

なんだかんだ言っても、季節は巡るわけで、つまりは秋がやってきたようだ。

 

秋が来たら、いよいよ薪割りスタートだ。
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我が家では、薪割りは斧オンリー。

使う斧は、フィスカースというフィンランドの世界的ハサミメーカーが作る、グラスファイバー製の斧。

そのX25という、中型の斧だ。3年も使えばすっかり慣れて、使いやすいと感じるが、それはどんな斧でもそうかもしれない。

 

ちなみに、薪割り機は使わない。

 

薪割り機が好きとか嫌いとかそういうことではなくて、できるうちはなるべく自力で割りたいと思っているだけだ。

身体が言うことを聞いてくれなくなれば、もちろん薪割り機の力に頼ることになるだろう。

ただ、今はまだ斧で割っていきたい。

そして、なるべく身体に負担をかけずに割れる技を身に付けていきたい。

 

まあ、技とまでいかなくても、斧で細く長く割るために心掛けていることは、一日で一気に割ろうとせず、毎日コツコツ割ることだ。

夕方に5分から10分。

だいたい2~3玉くらいだ。それでも1ヶ月で50玉くらい割れる。

 

暑くも寒くもない、こんな秋の夕暮れ。シャワーの前にコツコツ割る。

 

いつの間にか蝉の鳴き声はなくなり、遠くでは秋の虫たちの声が鳴り響いている。


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一玉割って、薪はこれだけ。だいたい6本。

一時間か二時間くらいの燃焼でなくなりそうだ。

本当にコツコツ。

 

そんな薪割りも4年目。

 

なんとなく自分のペースが分かってきた。

 

フィスカースX25をメインに、今日も家に帰れば薪を割ろうと思う。

薪ストーブカンブリア紀① カンブリア爆発

カンブリア爆発」という言葉をご存じだろうか。

 

にわか仕込みの知識で恐縮だが、地球の歴史が古生代カンブリア紀に入ったとき、一気に生き物の種類が増えた現象のことを言うらしい。その時期から急に多種多様な古代生物の化石が発見されるようになったようなのだ。

 

原生代から古生代へのバトンタッチ。

その古生代の一番最初の時代区分をカンブリア紀という。カンブリア紀は5億4200万年前から4億8540万年前までの期間を指す。

 

・・・

 

あれ、このブログって薪ストーブブログですよね?

 

そう、2シーズン目を「薪ストーブ原生代」と名付けていたのだが、3シーズン目は「薪ストーブカンブリア紀」だ。

 

ほとんど管理人の趣味だけの理由で、我が家の薪ストーブライフを地球の歴史に重ねて著述しようという壮大極まりない企画なのだ。

ちなみに薪ストーブ導入前を「薪ストーブ前史」、1シーズン目は「薪ストーブ始生代」、2シーズン目が先程も書いたが「薪ストーブ原生代」だ。

 

その辺の詳しい経緯は、暇があったら過去の記事を見てくだされ。

●導入前

薪ストーブ前史 カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル

●1シーズン目

薪ストーブ始生代(1st Season) カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル

●2シーズン目

薪ストーブ原生代(2nd Season) カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル

 

それにしても、原生代の次は古生代なのだから「薪ストーブ古生代」でもよさそうなものだけど、古生代にはカンブリア紀をはじめとして個性豊かな時代が次々現れて面白いので(ちなみに全部で6つある)、読者にはどうでもいいだろうけど、今シーズンは「薪ストーブカンブリア紀」で1年間お付き合い下さいませ。

 

さて、それで、話は暴投に戻る、もとい冒頭に戻るのだが、「カンブリア爆発」だ。

 

それまで、ほとんど化石が発見されなかったのに、カンブリア紀に入った頃から急激に生物多様性が現れてきたらしい、ということ。その爆発的な生物の進化のことを「カンブリア爆発」というのだ。(※後述するが、この説は現在否定されつつある)

 

その爆発後の地球の様子がこれだ。
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それまで、昆布みたいな海草がポヨポヨと漂っていた殺風景な海な風景が、一変したかのようだ。

 

まあ、歴史としての信憑性はひとまずおいておいて、「カンブリア爆発」なんて、やたらとロマンのある言葉だ。

そして、我が家の薪ストーブ事情も、どうやら「カンブリア爆発」を迎えそうなのだ。

いや、爆発なんて言葉はちと物々しいが、しかしそんなことを書くのには根拠がある。この3年間、こつこつ集めてきた多種多様な薪たちの乾燥が完了して、一気にスタンバイオッケーになっているはずだからだ。

特に、去シーズンまで針葉樹かボケた雑木をメインで焚いてやりくりしてきたのに、今シーズンはいきなり年内から「コナラ」を焚く予定だ。

 

そう、あの薪ストーブユーザーの永遠の定番薪、コナラちゃんだ。

 

ばっちり乾燥したコナラ、そしてそれに続くのは、くぬぎやその他様々な雑木たち。

もちろんボケたやつは全然なくて、乾燥期間も1年半から2年と、ちょうど乾いているはず。

 

苦節3年。ついにいっぱしの薪ストーブユーザーのようなちゃんとした薪を焚ける。

 

これを「カンブリア爆発」と呼ばずして、なんと呼ぼう。

そんなわけで、次回からはこの「カンブリア爆発」がどれくらいの爆発っぷりかを少しずつ紹介しつつ、ぼちぼち冬支度を始めることにしよう。

 

※現在の考古学の研究では、カンブリア紀に入るとすぐに生物の種類が爆発的に増えた、という説は否定されつつある。諸説あるが、それまでの生物もいろんな種類が現れてはじめていたが、化石として後世に残らないような身体の組織をしていたので化石として発見されなかった、また、カンブリア紀に入ってからの生物は比較的固い身体の組織だったので化石として見つかった、という考え方がちょっと納得できた説明だった。もちろん、真実は謎のままだ。

薪ストーブ原生代55 原生代のおわり

便宜的に薪ストーブのシーズンを9月から翌年の8月まで、としているので、今日で2シーズン目が終わることになる。

 

真価が問われる2年目を「薪ストーブ原生代」と名付けて、この1年間過ごしてきたわけだが、忙しさにかまけてあまり記事をアップできなかった印象がある。

 

今シーズンの最後に、フィスカースの斧置き場を作ってみた。
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こんな感じで壁掛け式にしてみた。

メインで割っているX25、小割り作り用のX7、そして小枝もバサバサ切れて、庭木を切るのにも絶大な効力を発揮する、フィスカースの枝切りバサミ。

ハンマー斧は、ヘッドが重すぎて壁に掛けるだけで一苦労なので、ここには掛けないようにした。

 

まあ、そんなこんなで、8月も終了。

 

今回の記事で薪ストーブネタは55個になった。

1年間に55ということは、まあ週に一度は更新していたことになるが、ちょっと物足りない気もする。

 

ともあれ、原生代の1年を簡単に振り返ってみよう。

 

ボケ薪が主力

まず、薪はあれど、乾燥していないものばかりだったシーズン始め。

今シーズン焚けるのはボケ薪か針葉樹だけだろう、という切ない予測もしていた。

 

こんな頼りない薪たちで本当にひと冬を越すことができるだろうか、と。

 

しかし幸か不幸か、去年は暖冬だった。

おかげで、ボケ薪と針葉樹しか主力薪がなかったにもかかわらず、なんとか冬を乗り切ることができた。

初焚きは遅かったものの、一旦シーズンインしてしまえば毎晩のように焚いていたけれど、それでも極寒だった1シーズン目と比べれば、消費量の差は歴然。薪棚から薪が自然消滅してるんじゃないかと疑った1年目だったが、2年目はまあイメージした通りの減り方に落ち着いてくれた。

 

そして、来シーズン以降の薪集めにもせっせと精を出した。

 

樫、コナラなど、樹種を選り好み

これを堕落というのだろう。

 

かつて、節がひどかろうが、ボケていようが、腐っていようが、キノコが生えていようが、とにかく燃やせるものならなんでも貰っていた自分が嘘のようだ。

杉桧は言うに及ばず(と言っても針葉樹はある程度ないと困るが)、広葉樹であっても、なんでもいいわけではなくなった。樹種による選り好みを始めたのだ。

 

「なに?ウリハダカエデ?ちょっと要らないかなぁ・・・」

 

坂口安吾も真っ青の堕落っぷりだ。

人間だから墜ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ

 

・・・・・

 

樫、コナラ、くぬぎ。

 

これらは薪ストーブユーザー垂涎の、超Aクラスの樹種だ。

 

そして、限りのある薪置きスペース。

 

なんでもいいからとにかく薪棚を埋めよう、と集めていた1年前。気がついたら薪棚に肝心のAクラス薪を置く場所がほとんどなかった。

風通し抜群、日当たり最高、薪棚の最高のポジションに、腐りかけのボケ薪や針葉樹、そして名もなき雑木たちが置かれている。

 

これは適材適所の観点からいけば、かなりダメな置き方と言えよう。

 

限りある薪棚スペースに、なるべく効率よく最高の薪を積んでいこう、というえらく、景気のいい話だ。贅沢だ。堕落だ。

 

しかし、いまのところ薪バブルは収まる気配がないので、とりあえず今のうちに薪棚を最高の状態にチューンナップしておこう。

 

樫やコナラといった、それまで縁のなかった樹種が集まるようになった2年目の薪集めで、そんなことを考えていた。

 

ともあれ、磐石の布陣で3シーズン目に突入できる。

 

次のシーズンがどんな風に展開するか、その予測はまた9月以降に譲るが、とにかく最高の状態で来シーズンにバトンタッチできるのは嬉しい限りだ。

 

とはいえ、思い通りにいかないのが薪ストーブライフ。

 

一体どうなることやら。

 

 

薪ストーブ原生代54 野外ストーブでジャム作り・栗の杭でほだ木スタンド

暑さが少しずつ峠を越えてきた。

 

夜の寝苦しさがなくなり、空にはトンボが飛び交い、猫たちはくっついて寝るようになった。

 

しかし昼間の暑さは相変わらずか?

お盆休みもあと少し。

全力でリラックスすべし。

 

その日は朝から野外ストーブに火を入れた。
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よせばいいのに、ランニングシャツ一枚で火起こしをして、思いっきりランニング焼けしてしまった。


今回のターゲットはこれ。
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とれたてのブルーベリーだ。

重さ二キロ。

 

長時間ガスを使うのがもったいないので、薪でブルーベリージャムを作ることにした。

ジャム作りは、冬の天板でいくらでもできるのだが、そこまで冷凍しておく冷凍庫のスペースがないので、急遽真夏のジャム作りと相成ったわけだ。

 

さて、天板が熱くなってきたら早速ブルーベリーの入ったホーローの鍋を置く。
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木ベラで混ぜながら、適宜薪を小割りにして放り込んでいく。
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少しずつ水分が出てきた。
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さらに煮込む。

 

フルーツソース一歩手前まできた。
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まだ煮込む。

 

約一時間。ここまでくればもうオッケだ。
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砂糖をぶちこむ。今回は二キロなブルーベリーに対して500gの砂糖だ。ちょっと甘さ控えめ。

 

とろみをつけるためのペクチンとして、レモン汁を普通は使うんだけど、今回は家に実り始めたすだちを使う。
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同時平行で瓶も煮沸だ。
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ありゃ、ちょっと煮込みすぎか?f:id:akagestoves:20190818142911j:image

ペクチンは少なめでよさそうだな。

 

決して暇ではないのだが、ジャムの瓶に貼るラベルを作る。今年はブルーベリーとブル繋がりでブルドーザーをモチーフにしたラベルだ。
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煮沸した瓶にジャムを詰めて、ラベル貼ったら完成。
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二キロもあったのに、8瓶しかできなかった。これでは到底1年分とは言えないが、仕方ない。

 

さて、お盆休みもあと少し。

すべきことはまだまだある。

 

ほだ木スタンド作りだ。

 

先日作っておいた栗の木の杭。f:id:akagestoves:20190820123643j:image
これをしかるべき場所に打ち込む。
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三本並べて打って、横木を渡したらこんな感じ。
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なんかの古代遺跡っぽい(笑)。

このままでは不安定なので、長めのビスで固定した。

そして、椎茸となめこのほだ木を並べる
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ちょっと日当たりが良すぎるので、あとで、日除けを作ろう。
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はー、できたできた。

ビールが美味しい季節もあと少し。

 

気がつけば、薪ストーブを焚き始めてるんだろうなぁ。

薪ストーブ原生代53 納涼、玉切り祭

お盆休みになったので、告知通り、納涼玉切り祭を開催した。

 

今回、玉切りするのは、こちらの原木たちだ。
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満載すぎて原木置き場からはみ出ているが、この立て掛けてある原木の奥に、さらに2m~80cmくらいのサイズの原木が積み上げられていて、今日はそれをすべて玉切りする。f:id:akagestoves:20190813152257j:image

 

時刻は午後1時。

気温は35℃前後。

風があってキヨキヨしい。

まさに納涼祭に相応しい、最高のお盆休みだ。

 

さあ、早速、メンテナンスしたばかりのチェーンソーでガンガン玉切りしていこう。

 

と、玉切りの前にまず、集めておいた栗の原木で杭作りをする。
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チェーンソーでチャチャッと削って完成。

 

さあ、気を取り直して玉切りだ。

ちなみに僕は玉切りするときは、長靴にこのようなカバーをつける。
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玉切り祭は、チェーンソーの切り粉の量が半端ではないので、カバーなしで行うと、長靴の中も靴下も、そしてなかんずく部屋の中も切り粉だらけになって後で奥さんに厳しく怒られることになるので、カバーは不可欠だ。

 

さて、それでは玉切り祭、スタート。

 

しばらく、黙々と玉切りを行う。

玉切り馬に乗せては切る。乗せては切る。
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この玉切り馬も、一度リニューアルしたのだが、それでもかなりダメージがでかい。

かなりぐらぐらになっているが、最後まで持つのか。

 

開始から30分。
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最初の給水タイムだ。

 

はぁ。

はぁ。

 

汗でタオルが絞れるほどになっている。

そのまま、無心で玉切りを続ける。

 

だんだん陽が移動して、作業場所が陰ってきた。まさしくボーナスタイム到来だ。

 

2時半。

全ての原木を玉切りし終える。

まず手前側に薪割りを必要とする、大きめの径の玉を置いた。
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こいつらは軽トラの荷台に載せる。
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たくさんあるように見えて、なんとまあ軽トラに満載一杯分しかないのか。

 

まあ、玉切りしたのは、これで半分弱。

残りはこいつら。薪割り不要な大きさの枝薪サイズを奥にぶちまけた。
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これは軒下に積んでいく。

 

せっせと積む、積む、積む。

 

これが一番しんどかった。f:id:akagestoves:20190813153000j:image

 

いやはや、暑かった、納涼玉切り祭、今年はこれで終了だ。

 

今回玉切りした玉は、我が家の薪場に持ち込んで積んでおいた。
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雨よけに、波板も置ける。
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うーん、やっぱり大した量じゃないねぇ。

 

まあ、いいや。

 

涼しくなってから少しずつパカパカ割っていく予定だ。

 

 

薪ストーブ原生代52 お盆休み玉切り大会のためのチェーンソーメンテナンス

お盆休みに玉切り大会。

そして夏が終われば、秋からは薪割り大会。

 

薪割りは、ストーブシーズンが本格化するまでに終わらせようという魂胆だ。

 

そこから逆算すると(というほど大袈裟なものでもないが)、8月の初旬に終わらせておかないといけないことがある。

 

そう、玉切りのためのチェーンソーのメンテナンスだ。

 

というわけで、8月頭のある休みの日。

 

チェーンソーのメンテナンスをした。f:id:akagestoves:20190803194809j:image

メンテするのは、現在主力のこの2機。

シングウの35ccクラスの中型チェーンソーと、キョーリツの25ccクラスのトップハンドル。

 

いまのところ、うまく使い分けができている。

中型チェーンソーは玉切りや中径木の伐採に、トップハンドルは庭木の伐採や枝打ち用だ。

 

さて、工具も揃えて、早速メンテナンス開始だ。
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一番チェック頻度の高さが要求されるのが、エアフィルターの掃除だ。
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ここが詰まるとよろしくないので、頻繁に使い古しの歯ブラシなどで屑を取り除く。

 

ちょっと汚れていた。
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歯ブラシでささっとこするととれる。
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刈り払い機でもそうだが、エアフィルターは重要だ。

まめに掃除するようにしたい。

 

さて次に、こちらはめったに開けないが、スターターロープの付いた方の蓋を開けて、汚れを取り除くことにする。

これだ↓。
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うーむ、ここを開けるのは初めて。

相当汚れているな。

ここはワイヤーブラシでゴシゴシ。
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蓋の方も汚れているのでゴシゴシ。

 

かなり綺麗になった。
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トップハンドルチェーンソーの方は、まだ使用し始めて間がないので、今回はパスだ。

 

さて最後に最重要項目とも言える、チェーンの目立てをする。
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目立て中の写真は撮れないので、文字だけになるが、目立ても昔のなんちゃって目立てから比べたら、そこそこやり方がわかってきた。

 

土や石を切ってしまい、ボロボロになった刃も、一応研ぎ直すことはできるようになった。

ただ、ボロボロになると、研ぎ直しに時間もかかり、また指もものすごーく疲れるので、なるべく土や石は切らない方がいいことも、経験的に分かってきた。  

 

目立ては失敗を繰り返しながら、徐々に会得していくものだ、ということも。

 

ともあれ、今回のメンテナンスでは、チェーンがボロボロではないので、現状のまま、上刃と横刃の交わるワーキングコーナーと呼ばれる部分の修正を念入りにするだけでオッケーだった。

 

目立ては、自己分析として、まだ50点程度の出来だ。

 

何本も擦りまくって、切り曲がりのない完璧な目立てに近づけるように成長したいものだ。

 

メンテナンスはこれで完了。

 

あとはお盆休みの玉切り大会を待つばかり。

 

しかし、お盆休みに合わせて台風が来るみたいね。

 

無事、玉切り大会が開催できるのか?

 

うちの猫も心配そうに週間天気を気にしている、かと思いきや、暑さでバテて寝ている。
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お盆休みまで、あと少し。

 

熱帯夜を駆け抜けろ。

薪ストーブ原生代51 薪ストーブと夏

夏は薪ストーブブログにとっての鬼門だ。

 

なんといってもネタがない。

暑くてやる気も出ない。

一般の人にとっては興味がない。

 

そりゃ、そうだ。このくそ暑いのに、薪ストーブのことなんて、考えるだけでも暑さがいや増すような気がする。

「薪ストーブ」なんてググる物好きはあんまりいないのだろう。

 

とはいえ、今年は7月後半の梅雨明けまで、気温の低い日が続いた。

夏野菜にとっては受難だった。

オクラやゴーヤなどの、暑さと日照を好む南国野菜たちは、まだまだ実ることさえほとんどなく、口に入ることも未だにない。

雨が多かったので、キュウリはそこそこ採れているが、トマトは完熟するまで置いておくと、割れてきてしまう。

いやはや、夏野菜の楽園は実りの時期まであと少しかかりそうだ。

 

しかし、普通の人にとっては考えることさえ憚られる薪ストーブだが、薪ストーブマニアは夏でも薪の事しか頭にない。

 

とりあえず、夏らしいことをしてみよう。

テーマは「薪ストーブと夏」だ。

 

薪ストーブと夏①野外薪ストーブの掃除

まずはじめはバーベキューにも大活躍する野外薪ストーブを綺麗にしてみる。


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掃除のしかたは基本的には室内の薪ストーブと同じだ。

使い始めて五年目。

さすがに錆が出て来てみすぼらしくなってきた。
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炉の中は、前回のバーベキューの時に使った灰がそのまま残っていて、それはそれでまずいので、まずは炉内を綺麗にする。
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そして556で綺麗に錆止めをしておく。

外側は食用油をつけたウェスでピカピカに。
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なかなか綺麗に復活した。
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お盆休みにも肉を焼きまくって活躍するはずなので、頑張ってほしい。

 

雨のかからない屋根の下でそのときまで待機していてもらうことにした。
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薪ストーブと夏②こんな時期に原木大量入手

夏は伐採の季節ではない。

大量に水分を吸い上げた木は、ただでさえ重く、しかも水分たっぷりで腐りやすい。

こんな季節に伐るもんじゃない。

でも貰えるものは拒まない(笑)。
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貰ったのはミズナラとウリハダカエデ。f:id:akagestoves:20190730105022j:image

 

ミズナラはまとまった量の原木としては始めてだ。

コナラよりは比重が軽めだが、やはりいい薪になってくれそうなオーラは漂っているぞ。f:id:akagestoves:20190730104855j:image

 

そして、山の嫌われもの?ウリハダカエデ。
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材にもならず、薪としてもすぐ燃え尽きるので重宝されず、しかも鹿さえも美味しくないので食べない。

結果として山には無傷のウリハダカエデがどんどん成長することになるらしい。

 

これらの原木を第2薪場である山に運んだ。

今回の原木を運ぶ直前の原木置き場。
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ここに原木第一便を運び込んだ。
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夏なのにどんどん原木をいただくことができて、第2便、第3便と運び込んだら、一気に薪場がいっぱいになって道にまではみ出してきた(笑)。
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どれくらいあるだろうか?

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とりあえず、今回いただいた原木。

ミズナラ、ウリハダカエデに加えて、コナラ、そしてシデ。

あと、薪用ではなく、杭用に栗の原木も調達してきた。

 

お盆休みに、夏の強化合宿として、玉切り、杭作り、といった作業にいそしむ予定だ。

 

しかし急激に暑くなった。

稲もすくすく成長してきた。

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冷夏で不作、ということはなさそう。

我が家のオクラやゴーヤも、そろそろ食べられるだろうか?