薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ始生代(1st Season)

薪ストーブ始生代38 茶畑山で薪仕事④~くぬぎの倒木を発見する!

茶畑山。 山頂に茶畑が広がっているので、勝手に命名した。 その中で、となりのおっちゃんが所有しているエリアは台風で通路が塞がれていたのだが、障害となるものは全て取り除いた。 今回はその茶畑山の核心部がどのようになっているかを、満を持して紹介す…

薪ストーブ始生代36 茶畑山で薪仕事②~バームクーヘン杉を割る

先日のつづきだ。 木を切りに茶畑山に入っていったら、枝木が山への道を封鎖してしまっていたので、チェーンソー片手にそれを退治しに向かったところまでは書いた。 よくみると、通路を塞いでいたのは杉の木だった。台風で完全に横倒しになっている。 まずは…

薪ストーブ始生代35 茶畑山の薪仕事①~道が枝木で封鎖されてるぢゃないか

我が家のある、山の中腹の集落。 昔から代々そこで暮らす村人?のみなさんは、どこの家もだいたい自分の山を持っている。 うちの家はここからここまで、うちはこの部分、という感じで、山の中に線引きがなされていて、それぞれの土地を管理しているようだ。 …

薪ストーブ始生代34 原木を入手する~神社の薪③

神社の裏の森で倒木を貰うことになり、玉切りして、少しだけ持って帰ったところで陽が暮れた。 そして次の日。 奥さんと二人でせっせと家の駐車場まで運んできた。 これは、まだ名前のわからない常緑樹の広葉樹。 名前が知りたい。 どんな割り味か、ひとつだ…

薪ストーブ始生代33 原木を入手する~神社の薪②

昨日のつづきだ。 神社の裏の森で、台風で倒れた木を貰えることになり、チェーンソーを持って森の奥の広葉樹が倒れている場所で手頃な広葉樹を玉切りした。 そしてふと隣をみると、先程切っていた広葉樹よりずっと太い、おそらく直径が30㎝を超えるような、…

薪ストーブ始生代32 原木を入手する~神社の薪①

先月、大きな被害を出して通りすぎた台風21号。 我が家の近所にある神社にも大きなひがいをもたらした。 境内には、強風で折れた杉やひのきの枝や葉っぱが足の踏み場もないくらいに山積し、それを片付けるのをご近所のみなさんと一緒に手伝っていた。 そのと…

薪ストーブ始生代31 ネスターマーティンS33に入る薪の長さ

まだ薪ストーブを導入する前のこと。 いろんな機種を調べているときに、選ぶ基準として「ストーブに入る最大の薪の長さ」が重要だということが書いてあった。 自分で薪割りをするつもりなら、あまり長い薪が入らないストーブだと、玉切りの手間も薪割りの手…

薪ストーブ始生代30 柿の木の薪がカビた

9月。まだ真夏日を記録するような暑い日もあった。そんな時に依頼されて伐採した柿の木。 こんな風に伐採して↓ 薪ストーブ始生代⑧柿の木を伐採する - 薪ストーブクロニクル そのあとすぐに薪割りした↓ 薪ストーブ始生代⑨柿の木を割ってみる - 薪ストーブク…

薪ストーブ始生代29 薪の動線と折りたたみ式薪棚

「薪の動線がものすごく大事らしい」 という記事を、まだ導入前に薪ストーブのブログなどで実に頻繁にみかけた。 割った薪は、薪棚から薪ストーブの前まで運んで焚かないといけないので、当たり前といえば当たり前だ。 しかし、薪ストーブを実際に焚いてみる…

薪ストーブ始生代28 薪ストーブクッキング~焼きリンゴを作る

台風による停電で電気が使えなかった夜。 寒さをしのいで灯りをとるために薪ストーブをつけていた。 停電は断続的で、ついたり消えたりしながら不安定な状態が続いていた。 暗闇のなかでは本も読めないので、薪ストーブクッキングをして遊ぶことにした。 作…

薪ストーブ始生代27 薪ストーブクッキング~ピザに初挑戦

念願の薪ストーブピザに初挑戦だ。 定番といえば定番だし、ベタといえばベタだが、「薪ストーブで焼くピザ」という響きには、なんともいえずそそるものがある。 今までの暮らしから考えると、非日常の薪ストーブで非日常のピザを焼く、という「非日常×非日常…

薪ストーブ始生代26 薪は足りるのか⑤~侮れない針葉樹の薪

しつこすぎる「薪は足りるのか?」シリーズもいよいよ最終回。 最後を飾るのは針葉樹薪だ。 例によって針葉樹についてはこちらの記事を参照のこと。 針葉樹薪には、お蕎麦屋さんでもらった杉と、近所のおっちゃんにもらった松がある。 ・杉について 薪ストー…

薪ストーブ始生代25 薪は足りるのか④~栗薪とけやき薪

シリーズ「薪は足りるのか?」 第四弾だ。 今回は栗薪とけやきの薪について。 例によって栗とけやきの木を入手した経緯については以下の記事を読んでくだされ。 ・栗について 薪ストーブ前史・総集編②「栗の薪割り」 - 薪ストーブクロニクル ・けやきについ…

薪ストーブ始生代24 薪は足りるのか③~喫茶店薪の実力

今年の薪は足りるのか? さらに続編。喫茶店薪編。 喫茶店薪とはこんな薪だ。 薪ストーブ前史・総集編③「喫茶店でもらった木材」 - 薪ストーブクロニクル おそらく楢の木であろう薪。1立米ほどあるはずだ。計算は合ってるのか。 横幅・高さ・奥行きがそれぞ…

薪ストーブ始生代23 薪は足りるのか②~桜の薪の棚

薪は足りるのか? 自分の薪棚と向き合って、現状を把握するという、シンプルきわまりない企画だ。 第二弾はそこそこまとまった量を割っておいた桜の木の薪についてだ。 まず、桜の薪について以下の記事を読んでいただけるとありがたい。 薪ストーブ前史⑭桜の…

薪ストーブ始生代22 薪は足りるのか①~短い広葉樹薪とどす黒い薪の棚

今年の薪は足りるのか。 薪ストーバーの永遠のテーマだ。 ここからしばらく、今薪棚に積まれている薪の量と質を検証し、どれくらい消費していくのかを予想しつつ、現状を把握したい。 果たして今シーズンの薪は足りるのだろうか。 まずはじめはこの薪棚を見…

薪ストーブ始生代21 松を燃やす

寒さがひたひたと身近に迫ってきているのを感じる。 10月半ばの今はまだ、焚く日と焚かない日があって、毎晩焚いてるわけではない。 寒さにしても、夜の外気温が10℃を切るということはなく、ストーブがなくても室内は20℃前後を保っている感じだ。 まあ、暖…

薪ストーブ始生代⑳ 原木椎茸の成長~天板でバター焼き

薪にしたらどうか、ということでいただいた原木椎茸のほだ木。 玉切りせずにしばらく放置していたら、椎茸が発生してきてびっくりした、ということを以前に書いた。 薪ストーブ始生代⑲ 椎茸のほだ木(使用後)をもらった - 薪ストーブクロニクル そのまま数…

薪ストーブ始生代⑲ 椎茸のほだ木(使用後)をもらった

椎茸のほだ木は一度菌を打つと、何年間か椎茸が発生する。 その間、木の養分吸いまくってきのこは成長する。 くぬぎなどの比重の高い広葉樹も、椎茸に養分を吸われまくると結構かすかすになる。 だから、使用済みのほだ木は、持ってみると思いのほか軽い。 …

薪ストーブ始生代⑱ ミケリア、トリベットを破壊する

悲劇が起きた。 ミケリアが買ったばかりのトリベットを落として割ってしまった。 もちろん彼女に(というのは白猫のミケリアのことです、念のため)非はない。 落ちるかもしれない場所に立て掛けていた僕が悪いのだ。 悪いのだが、買ったばっかりのお気に入…

薪ストーブ始生代⑰ ネスターマーティンS33の焚き付け時の炎

焚き付けのときのネスターマーティンs33の炎を撮影してみた。まだ、最初に組んだやぐらが残っているので、温度は全然上がっていない状況だ。 しかし、足の長い炎が美しい。 まあ、炎の美しさでいえば、もうひとつサイズの大きいネスターマーティンS43の方が…

薪ストーブ始生代⑯ 憧れのドライリンゴ

薪ストーブの永遠の定番、輝かしいマイルストーン、不動の第一志望、アンコール。 そのアンコールのカタログをめくると必ず出てくる画像がある。 ちょっとファイヤーサイドのページから画像を借りてきた。それがこれだ。 芯をくり貫いたリンゴを輪切りにして…

薪ストーブ始生代⑮ 炉台について考える③

炉台周りに置いておく薪や焚き付け材はどのくらいあればいいのだろうか? まだ寒くなっていない今の時期なら、太めの薪はほとんどお呼びじゃなくて、焚き付けばっかりしてるから、小枝や小割りばかりがどんどん減っていく。 巡航運転に入ってしばらくすると…

薪ストーブ始生代⑭ 炉台を考える2

炉台にぴったりフィットする薪ラックを作ってみた。 そこに実際に薪を装填してみる。 こんな感じだ。 前よりはスッキリしたかな。 下は改良前の炉台。 うん、スッキリしてるね。 まあ、とりあえず今年はこんな感じで焚き始めてみよう。 夜の様子だ。 白猫の…

薪ストーブ始生代⑬ 炉台を考える~

薪ストーブは暖房なので、温かくなればそれでいいとは思う。 が、その一方で、火のある場所の雰囲気にも多少こだわりたい、という思いもある。 例えば、暖炉は全体的な雰囲気として、風情があって素敵な場所というイメージがある。 薪ストーブにおいては、ス…

薪ストーブ始生代⑫ネスターマーティンには焚き付けをもっと

9月にちょっとお試しで数回、薪ストーブを焚いた。 改めて思ったのは、焚き付け材がものすごくたくさん必要だということだ。 それも、細いものではなくて、少し太めの焚き付け材だ。 薪ストーブの温度をガンガン上げるために、周囲5㎝から10㎝ぐらいのサイ…

薪ストーブ始生代⑪さあ、初焚き!後編「ストーブトップで遊ぶ」

肌寒い9月のある日、高鳴る胸を抱えて初焚きをした。 火がつくと、猫たちもなんやなんや、と集まってきた。 さて、この日の晩ごはんは雑炊を予定していた。 早速ストーブトップで遊んでみよう! まずは、基本のお湯沸かし。 いくつかヤカンを乗せて、最初は…

薪ストーブ始生代⑩ さあ、初焚き!前編「ミケリア、危ない」

先日、ちょっと寒い日があって、9月だというのに今シーズンの初焚きを行った。 つまりファーストシーズンの始まりというわけだ。 気温は室温で21℃。 冬から比べれば全然寒くはない。 しかし、それまで夜中でも25℃以上あったことを考えると、肌寒く感じた。 …

薪ストーブ始生代⑨柿の木を割ってみる

先日伐採して玉切りした柿の木。 それを家に運び、しばらくは手をつけられなかったのだが、ぼちぼち割り始めた。 なにせ、とんとご無沙汰だった生木の広葉樹だ。割るのが楽しみでしかたがない。 まずはこいつから。 柿の木は、というか果樹全般がそうなのか…

薪ストーブ始生代⑧柿の木を伐採する

柿の木が駐車場で邪魔になっているので伐ってほしい、という依頼を受け、二つ返事で飛んでいった。 駐車場の端、壁沿いに立つ柿の木は、確かに隣家を圧迫し始めるまでに生長していた。 まず、脚立に登って上の方の枝を枝切り鋏でカットしていく。 そしてチェ…